いろいろな注文方法 -指値・逆指値-
何度か取引をやってみたものの、注文して利確までずっと見てるのしんどい・・・。
いろいろと便利な注文方法があるみたいなので調べてまとめる。
成行注文
これはもうそのまま。今まで自分がやってきたやつ。
クリックしたら即時注文され、クリックしたら即時利確や損切りされる。
これだと疲れる。
指値注文
一言で表すと指値注文は、
今現在の値よりもハッピーなポジションでの取引アクションの予約のことを指す。
例1)現在Aの位置だとして、「Bになったら買い」の注文を出す。
Aで買いを入れる得 < Bで買いを入れる得
なので指値注文となる。Bで買いを入れたほうが上がったときに利幅がでかい。BはAよりハッピーなポジション。
例2)すでに買いポジションを持っていて利確したい。現在、Aの位置で「Bになったら売り」の注文を出す。
Aの位置で売る得 < Bの位置で売る得
なので指値注文となる。
今よりハッピーな位置でのアクションの予約なので損切りは指値注文は絶対になれない。
(と思うのが普通ですが、実はそうならない例外があります。後述します。一旦は指値は利確という認識でOK)
逆指値注文
今現在の値よりもバッドなポジションでの取引アクションの予約となる。
例1)現在Aの位置だとして、「Bになったら買い」の注文を出す。
Aの位置で買う得 > Bの位置で買う得
Aで買ったほうが上がったときにBよりも利幅がでかい。現在位置のAでのアクションのほうが得。なのでBでのアクションの予約は逆指値注文となる。
例2)すでに買いポジションを持っていて損切りしたい。現在、Aの位置で「Bになったら売り」の注文を出す。
Aの位置で売る得 > Bの位置で売る得
なので逆指値注文となる。
今よりバッドな位置でのアクションの予約なので利確は逆指値注文は絶対になれない。
(と思うのが普通ですが、実はそうならない例外があります。一旦は逆指値は損切りという認識でOK)
IFD注文
注文方法をいろいろと調べていて、とても便利そうな注文方法があった。
それがIFD注文。
IF-Doneの略らしい。つまり「もしも~ならば、○○する」のアクションを予約できる。
IFD注文整理の前にここで、記述してきた指値と逆指値を使った場合の予約できるアクションを洗い出して整理する。
- ポジション建て
- 損切り
- 利確
この3つは同時に予約できても矛盾はないはず。
IFD注文で予約できるのは、ポジション建て+ (損切り or 利確)であり、上の3つを同時にアクション予約できない。
「ポジションを建てたあとの損切りラインの予約」もしくは「ポジションを建てたあとの利確ラインの予約」どちらかしかできない。
上記3つを同時にアクション予約するには、後述のIFO注文が必要となる。
IFD注文の例を書いてみる。
例1)現在Aの位置にいて、Bまでプルバックした後に上昇するシナリオを描いている。シナリオが外れてCまで下がった場合には損切りしたい。読みが当たった場合はそのままポジションを持ちたい。
Bの値での指値注文買い(ポジション建て) × Cの値での逆指値注文売り(損切り)
を同時に設定してやればよい。
次は利確の例。※あんまり使う機会ないかもと思ってる。
例2)現在Aの位置にいて、Bまでプルバックした後に上昇するシナリオを描いている。シナリオの読みがあたった場合はCで利確したい。読みが外れた場合は自分で損切りする。
Bでの指値注文買い(ポジション建て) × Cでの指値注文売り(利確)
次ちょっと難しいかも
例3)現在Aの位置にいて、Bまでプルバック後にAより少し下のCの位置で利確したい。
Bでの指値注文買い(ポジション建て) × Cでの逆指値注文売り(利確)
Cがハッピーなアクション予約であれば指値注文ではあるが、あくまで現在位置Aから見てCがハッピーなのかどうかである。
Bで買い、Cで売るよりもAで売ったほうが利幅が大きいためCのほうがバッドであるので、逆指値注文の利確となる。
逆指値のポジション建ての例も見てみる。
例4)現在Aの位置にいて、Bに到達したら買いを仕掛けてさらなる上昇のシナリオを考えている。ただし読みが外れてAより少し下のCまで戻ってきたら損切りしたい。
Bでの逆指値注文買い(ポジション建て) × Cでの逆指値注文売り(損切り)
トレンドフォローで使いそう。むしろこれが一番多いかも。
こうやって見ていると指値なのか逆指値なのかわからなくなってくる。
IFO注文
IFD注文はポジション建てをする位置の予約に加えて、損切りもしくは利確の位置を決定できた。
IFD注文で利確の位置を決定することはあまりなさそう。損切りを決めずに放置して奈落の底まで損をする可能性があるから・・・。
ポジション建ての予約も損切りも利確も全部できるのが、IFO注文。
例1) 現在Aの位置にいて、Bまで下げた時点でポジション建てを行う予約と同時に、Cまで上げたら利確をするアクションも予約。読みが外れてDまで下げたら損切りを行うアクションも予約。
Bでの指値注文買い(ポジション建て) × Cでの指値注文売り(利確) or Dでの逆指値注文売り(損切り)
これを同時に予約するのが、IFO注文。
まとめ
- 指値注文は現在位置よりハッピーなアクションの予約
- 逆指値注文は現在位置よりバッドなアクションの予約
- IFO注文はポジション建てに加えて、利確または損切りどちらかの予約可能
- IFD注文はポジション建て、利確、損切り3つを同時に予約可能。
↓
IFD注文での損切り設定が一番使いそう。